文章書こうかな

って事で今寝れなくて酔っ払いながらスマホをぽちぽちして何となくブログを更新しておこうかなと思う。

 

今APEXの配信を結構毎日と言っても良いほどやっていて参加してくれる色々な人と話す。

すると色々なエピソードを聞ける。

 

それが本当人それぞれでどの方のエピソードも面白い。

多分は配信はゲームが面白いからやってるってのはもちろんあるけれど、

「人と話したいからやってる」というのが大きいのだと思う。

ゲームにおけるエンジョイ勢とガチ勢の境目が今までわからなかったけれどそれが一つの境目なのかもしれない。

 

で、今日配信やってたらこのブログを読んでますという言葉を聞けてめちゃくちゃ嬉しくなって意地でも寝る前に更新してやろうと思いました。

 

ありがとう。フリック入力を覚えて今年は文章を書いていきたいので見守っててください。

13歳のハローワーク

将来なりたいものは?

という質問はよく小学生の頃にされる。

で、大体昔は男子はパイロットとか女子ならケーキ屋さんとかが多かった。

今はyoutuberとか公務員とかが多いらしい。時代の流れだ。

で、自分も当時パイロットとか言ってた気がするけどそれは別にパイロットになりたい訳じゃなくてパイロットくらいしか知らなかったからだと思う。

つまり将来なりたいものは?

とか聞かれてもまずそのなりたいものの種類、職業がわからないから答えようがないんよね。

 

で、そういう事を思い浮かべて書かれた本が村上龍13歳のハローワークだ。

この世にある殆どの職業が絵の説明付き

で丁寧に解説してある実用性がめちゃくちゃある本だ。

13歳の時にこういう本に出会いたかった。

Twitterは今や外

Twitterに対する意識が何となくもう外、つまり公衆の面前なのではないかと最近思う。

あんまりネガティブな事も言えない空気感が蔓延しているように感じる。

マナーとかモラルが蔓延っている、これはもう外だ。

Twitterはちょっと前までは何でも言って良いというツールだったと思う。

インターネットは何でも言って良いというストレス解消のツールでもあった。

しかし時代が変わったのだ。

今や本音は言えない、というのがTwitterの現状だ。

 

別に言っても構わないだろうけど、鍵付きのサブ垢で言ってる人が多いのを見るともはやそういう外意識をみんなが共有している感じがする。

 

ストレスを抱えながらSNSをやる時代だ。

 

なので、これからはこういうブログ等で"リンク"先を辿ってきた人だけに本音をぶちまけるという手法が定着するのではないかなと思う。

 

だから俺はこのブログでだけ本音を言おうと思う。読者募集中。

5年後20

東京から特別講師としてK氏が来られるという授業があった。

その授業には今までの塾生が誰でもお金を払えば参加出来るというものだった気がする。

先輩から後輩までたくさん集まり教室に集まった。

 

緊張と期待で教室の空気が歪んでいた。

 

K氏が入ってきた。

第一声が前の席でメモを取ろうとしていた人に対しての「何メモ取っとんねん!そんなもん意味ない」

だった。

ピリつく教室。

少しでも動くと顔に切り傷が出来てしまうかのような空気感だ。

 

先輩のIさんは以前、Kさんの授業に出て「ナレーション原稿の書き方がわからないのですが」という質問をしたらしい。

Kさんは「ナレーション原稿?そんな事せんでええやろ!何の意味があんねん!」

と一蹴されたらしい。

Kさんのピリピリした授業が終わり、IさんとWと話した。

他のみんなはKさんとの飲み会に行った。

 

Iさんは俺とWが学校と繋がりがあるお笑いライブで唯一優しく接してくれた先輩だ。

Iさんは先生からも一目置かれていて関西の番組に構成で抜擢されていた。

Iさんはその番組の会議の話をよく俺とWにした。

その話でわかったのはIさんは明らかにその会議のメンバーに"溶け込んでいない"という事だ。

圧倒的な異物感。

聞いてくうちに自分もその場に居たらそうなって居ただろうなというリアルな感覚に陥った。 

 

Iさんと別れWと夜道を歩いて帰る。

26号線を南に下っていく。

タクシーがビュンビュン通っていくのを横目で感じながら二人で歩いた。

Wは唐突に「食べます?」と言ってカバンから4つくらい入ってるチョコパンを出してきた。

全然要らなかったけどせっかくカバンから出してくれたから一つだけ貰う事にした。

「ありがとう腹減っててん」

と嘘を付いた。

Wは言った。

「ヒラ3さん俺今なんかやりたいんすわ。Iさんとかとライブとかやりませんか?」

先輩とライブ。

 

「ええんちゃう」と言ってチョコパンを頬張った。

 

続く

5年後19

とある日の夜、俺たちは大阪ミナミの王将に居た。

混み合った店内の床がめちゃくちゃヌルヌルする。

KとWが無言で餃子を口に運んでいる。

 

「俺ら居る意味あるんすかねえ」

Kがモグモグしながら話しだす。

 

俺たちは作家学校と繋がりがあるお笑いライブの手伝いに参加していた。

その帰りに王将に寄ったのだ。

 

ただ、そのライブに正規ルートではなく裏ルートから入った俺たちはよそ者感が半端なく肩身が狭かった。

 

一緒に自主ライブをやったTはもう居ない。

彼はとあるオーディションに受かり一抜けしていた。

 

取り残された3人。

行き場所が無く、やる事もなくただ目の前の餃子を食らう。

無に等しい時間。

俺ら3人はいい加減にそれぞれの進路を決めようとしていた。

 

Kと別れた後、Wとは帰り道の方向が一緒だったので歩きながらよく話した。

ミナミから26号線を南に下っていく。

タクシーに乗る気にはならなかった。

 

W「これからどうします?」

 

さっきの話の続きだ。

まあ、芸人さんとの関係を築くチャンスがあるのだから今考えたら続けるべきなのだろう。

 

けれども俺はその時本当わからなかった。自分が何をしたいのかが、

 

夜道を歩いていく。

何となくむしゃくしゃして道に落ちてた空き缶を蹴った。

普段、そんな事しないのに。

そしたらWが「どうしたんすか?普段そんな事しませんやん?」と笑った。

 

俺は見透かされたと感じて笑いを堪えながら誤魔化すようにちょっと怒ったような感じで

 

「結構、俺は缶蹴るよ」

と言った。

 

続く

 

 

 

其れ、則ちスケッチ。

桶田敬太郎氏のポッドキャストを最近また初めから聴き直している。

このポッドキャストは小学生の頃に出会いお笑いを志したフォークダンスDE成子坂の二人の事について結成から解散まで淡々と語られていくというものだ。

この二人の物語の中でも好きなのはコンビ結成する瞬間のエピソード。

高校生の頃、週末になると桶田の家に夜遊びに来ていた村田渚

二人は他愛も無いバカ話をしお互いに笑い合い大切な時間を築いていく日々を過ごしていった。

 

桶田敬太郎は言う「渚をとにかく笑わせたかった、渚が笑ってくれるとそれが嬉しかった」

 

そんなある日の夜、村田が一本のビデオテープを持ってきた。

「これ見ようや」

 

そのビデオテープの内容は芸能事務所ホリプロのお笑いネタ見せオーディションのドキュメンタリーだった。

 

二人は毎週毎週そのビデオテープを擦り切れる程見たのだ。

 

そしてある日突然、村田は「これやらへん?」と桶田に言った。

桶田は「俺も思てた」

若さ溢れる二人の人生の始まりだ。

 

それから二人は高校卒業後ビデオテープで映し出されていたホリプロのオーディションにネタ見せに行く。

 

このネタ見せに行く心境を桶田敬太郎は赤裸々に語っていくのだがここもめちゃくちゃ面白い。

自分達が面白いと思う感覚のネタを作って稽古をし、三重から東京に遠路はるばると向かっていく。

最高にワクワクしただろう。

 

これこそが未来、夢だ。

ワクワクしないと夢じゃない。

 

その二人が今やこの世には居ない。

フォークダンスDE成子坂の二人は若くして亡くなった。

 

桶田敬太郎氏は亡くなる前に

「自分達のネタを違う人達がやって残してくれたら嬉しい」

 

その意思を受け継いだのが其れ、則ちスケッチ。

 

フォークのコントをSNSで出会った二人の女の子が無人島で再現していくアニメだ。

 

「あなたが笑ってくれるならそれで良い」

https://youtu.be/D2x2zBpxM-o

 

 

 

ジョン

中学2年の時に親が突然犬を買ってきた。

ホームセンターのペットショップで買ったらしい。犬種はビーグルという、その時初めて知った。

調べるとビーグルというのはうさぎを追う犬らしく小さいながらも機敏に動きまくる。

名前はホームセンターが"ミスタージョン"という名前だったからなんとなくジョンが良いのではないかという事で決まった。

ジョンは座敷犬として初めは室内で飼っていたのだが、その当時新しい家のフローリングをせわしなくガリガリしてたので親父の提案で外で飼う事になった。

それはなんだかかわいそうだなと思った。

 

最初から外で飼ってたならともかく、家から外の落差はきつい。

これは犬の気持ちとしても辛いだろうなと。けれども親父には逆らえない。

 

親父は犬小屋を作り、それ以来ジョンはその小屋で紐に繋がれ住むことになった。

僕はなるべく行ける限り散歩に連れていってあげようと思った。

けれど自分も部活やらなんやらで忙しくなり家族みんな交代でジョンの散歩に連れて行く事になった。

 

月日が経ち、

僕は実家を出る事になった。

 

遠くの地で一人暮らしをしてると、実家からの便りでたまに"ジョン"の最近の様子を知れた。

 

中学生の時に来たジョン

今やもう高齢だ。

 

ある日の便りでジョンが自分に繋がれてる紐をちぎって勢いよく道路に飛び出して車に轢かれ、たんこぶを作ったというのがあった。

 

自分はその時、新しい地での生活に必死でジョンの存在を忘れていたから

ジョンに会いたいなあ、と思った。

 

その内、ジョンが亡くなったという便りが来た。

 

実家に帰り、最後のジョンの様子を聞くと穏やかに眠ったと聞いて安心した。

 

ジョンの葬儀の時に親父が、ジョンを外に出した理由がもう一つあるといきなり白状しそれはうんちを食べていたから、というのをその時に初めて聞いた。

 

それからしばらく経ち、

ジョンの夢を見た。ジョンはパクパク何かを食べていた。

ジョンありがとう。