モノポリーを数十年くらいやってないけど面白いのは良く知ってる。
小学生の頃、近所で一番賢い友人宅に行った時に初めてやった。
友人はプレイヤーと銀行も”兼ねる”と言った。なぜだかわからないけどその時、賢いと思った。なぜなら”兼ねる”という言葉を僕は知らなかったのだから。
思えばモノポリーでぼくはお金の勉強を初めてした気がする。
物件を買う。相手が自分の物件に止まるとお金を貰える。反対に自分が相手の物件に止まるとお金を払わないといけない。
賢い友人は銀行と”兼ねて”いたのでプレイヤー側の友人にお金は払うけど彼は銀行も兼ねてたので一応僕らの手前上、「あちゃ〜」みたいなショック顔はあったが余裕があるように思ったのを覚えてる。
あと、モノポリーで覚えたのは取引だ。
僕がよくやってたのは
例えば、相手のボードウォーク辺りの買い占めたエリアが何十パーセントかの高い確率で止まると自分が破産しそうな時に
先に破産しないだけの金額の”通行料”をどのマスに止まったとしても払うのでボードウォークに止まってもボードウォーク金額は免除して欲しいというものだ。
”ボードウォークを抜けさえすればスタートボーナスで立て直す”
その思惑をその賢い友人は一蹴した
帰宅時間も近いし長引かせるのも厄介だと踏み一撃で殺しにきたのだ。
賢い。
話は変わるがなぜ学校ではお金の授業をしないのだろう。
むしろ、お金を過剰に崇拝し、労働の対価、汗と涙の結晶という風に教える。
ひたすら大事なんだよ大事なんだよと働かなきゃいけないよと教える。
誰かに取ってはそう思い込んで貰った方が都合が良いのかもしれない。
ユダヤ人は銀行に預けないと聞く。
お金の価値は変動するからだ。
大暴落がいつ起こるかわからないのでそういう、変動するものじゃなくて
土地や金、ダイヤという価値の変動がなるべく変わらない物に投資したらしい。
で、一番に投資したのは
頭脳つまり「金の稼ぎ方」らしい
賢い人は賢い。