マジカルバナナ理論

大喜利をされる方は普段「答え」をどういう風に導かれてるのだろう?

その疑問が昔からあった。

色んな方に聞くと「自分なりの”感覚”」「面白ワードを使う」「あるあるネタからズラす」とか返ってきて

自分自身としても「うんうんそうだよなあ」と納得しかしてなかったのだが、でもこれってよくよく考えると抽象的でやり慣れてる人からすると当たり前の事なのだろうけど

大喜利に興味があるけれど今一歩飛び込めない方には”これは押し付けかもわからないけれど

なんだかよくわからない”なのではないかなあと。

 

で、「大喜利 やり方」で検索すると色んなやり方をそれぞれ色んな方々がブログで仰っておられるけれど

それってそもそも”大喜利に興味がある”方が「検索」するのだから遅かれ早かれそこには行き着くのではないだろうかと疑問に思い、もっと「体系化」出来ないかなあと思いある時その事に関して色んな方に意見を聞きたくて配信を始めたら

 

「マジカルバナナ理論」

 

俺スナさんという方がとてもポップで色々な人が興味を持ちそうな理論を提唱したのだ。

 

これは晴天の霹靂というかとにかく衝撃が走った。

マジカルバナナというのは昔「マジカル頭脳パワー」というテレビ番組でやってた所謂「連想ゲーム」だ。

 

例えば「バナナ」と言ったら「滑る」と言ったら「カーリングの石」みたいにどんどん想像を連続し詰まったら負けというゲームだ。

 

で、これがどういう感じに大喜利に繋がるのかというと、

 

例えば「動物園で飼育員さんがため息、何があった?」というお題に

 

マジカルバナナ理論を当て嵌めてみよう。

 

ここで着目すべきはお題の中にあるワード、「動物園」「飼育員」「ため息」だ。

これらを比べた時に”どれが広いか?”をまず考える。

広いというのは各自の直感で構わないと思うけれど

「動物園」がなんとなく広そうだなあと思う人が多いのではないだろうか。

 

で、そのワードを自分で決めたら

そこからようやく「マジカルバナナ理論」の本領発揮。

 

1 動物園と言ったら→2 檻!檻と言ったら→3 刑務所!刑務所と言ったら→4  不自由!

 

この3の”刑務所”というワードを使うと良い答えが出せるのでは?というのがマジカルバナナ理論なのだ。

 

共感性の距離が2は近過ぎるし4も遠いという事で3の「刑務所」というワードがベターなのでは、ないかと。

いうのがマジカルバナナ理論の全貌だ。

 

で、それを使用すると

 

お題「動物園で飼育員さんがため息。何があった?」

 

答え「いつの間にか刑務所の刑務官みたいに鍵を回してる自分に気付いた」

 

になる。

 

これがマジカルバナナ理論の全貌である。次回はマジカルバナナ理論改について説明する事にしよう。