5年後 2

5年。

多分、それは忘れたい過去ではなくむしろ幸せな日々だったのだろう。

楽しい時はいつも詳細を思い出す事が出来ない。

反対に嫌な事はよく覚えている。

ただ、なんとなく生きてきてたけど、それはそれで幸せだったのだろう。

 

放送作家学校の情報を受け取った時に

ぷくがなぜ横に居ないのか?

という疑問が同時に湧いた。

 

"本当"に忘れていたのだ。

 

NSCを卒業してからの二人の日々、そして別れ

少しずつではあるが思い出して書けたら良いなと思う。

その事を放送作家学校に通うという本筋を語っていくと"同時に"5年間の出来事を思い出していく、

つまり"メインの柱"がまずあり、その周りをイルミネーションのように断片的なエピソードで散りばめるというのはどうだろう。

そうしよう。

 

それはつまり、放送作家学校の本筋を

クリスマスの木

もみの木だとする。

 

そのメインの木には"何の飾り"もなされていない。面白くない。

その飾り気の無い木に「ぷくとの思い出」という飾りを散りばめていくというのはどうだろう?

 

それはそれは鮮やかなクリスマスツリーとなる事だろう。

そうしよう。

 

話を戻すと、自分は「放送作家学校のチラシを見た」時に、色々と過去の思い出を思い出す事に意識がいったわけだ。

 

ぷくとはあの狭い部屋で最初はうまくやっていたと思う。

お互いに、遠慮し、主張すべき所は主張しあい、折り合いをつけ、バランスを取ってきたつもりだ。

 

しかし、そんな二人が切磋琢磨しても、崩れない壁があったと思う。

 

ここから先の話は長い長い話になる。

 

宮本輝が40年くらいかけて自分の生い立ちを書いた本が最近、発売されたらしい。

 

それよりかは長くはないと思うが、少しづつ

語っていけたら良いなあと。

 

あわよければ読んで頂いてある方々と一緒に過去にワープしたいと思う。

 

良かったらついてきて下さい。

 

続く