人喰いの大鷲トリコを終えて

おっさんになっていつのまにかゲームをやらなくなっていた。

少年の頃、あんなに好きで夢中になったゲーム。

「おっさんがこんな事やってていいのかな?」

と思ってしまったのだ。

 

そんな気持ちのまま一応PS4は買おうと思った。人喰いの大鷲トリコが発売されると情報を得たからだ。

ICOもワンダもクリアした。

上田文人の次の新作だから当然の選択だった。

それが3年か4年前、けれどクリアしないまま途中でなぜか辞めてしまった。

 

ゲームをやらないとゲーム機は埃を被っていく。

去年の大晦日にそれをようやく取り除いた時に綺麗になったPS4大鷲トリコのソフトを見た時に久しぶりにやってみようかなと思った。

何年かぶりにPS4の電源を付けてみた。

動いている。

「動くやん!」と思った。

どうせ新たに始めるならゲームで実況とかどうだろうか?

今までやった事がないことをしたかった。それの最初は

「人喰いの大鷲トリコ」が相応しいと思った。youtubeのチャンネルも5年くらい前から放置されていたのでそのチャンネルにも活を入れたかったのもあった。

ゲーム実況が相応しい。

腐っていたPS4youtubeチャンネルが自分の意思一つで息吹を取り戻し活きてきたように思えた。

 

こういった出来事と「人喰いの大鷲トリコ」はすごくシンクロしてるように思えた。

それは大鷲トリコは少年が最初、トリコに生きる息吹を加えるところから始まるからだ。

トリコに対して自分は最初

「面倒くさい奴」だなと思った。

 

言うことを全く聞かないし暴れる。

何より言葉が通じない。イライラしながらプレイしていた。

 

今思うとそれこそがトリコの醍醐味なんだろうな。と思う。

トリコ側からするとこの少年も相当面倒くさかったのかなあと。

不完全な者同士の旅、途中まで自力でやっていたが難しくて詰んでしまった。

最初、動画として自力でやっていたが、

限界が来てしまったのだ。

 

生配信に切り替えてみようと思った。

すると、リスナーの方々からたくさん助言を頂く事が出来て前に進める事ができた。

「他力」

他力本願という言葉がある。

これは親鸞という人が昔、

「これは凄く誤解をされやすいから封印しておくように」

と言ったが、

現代では案の定誤解されてるように思える。

"そもそも自力"がありえない。

つまり自力じゃないのに自力だと思ってしまう事が世の中にはあるがそれは他力だと。

 

これが人喰いの大鷲トリコと現実世界が自分の中でリンクした。

 

「こんな事これから他力どんどんやっていこう」

と思った。

 

他力実況をこれからはしていきたい。