白い鳥

今日は午前中仕事で車に乗り川沿いを走ってる時

川に目をやると白い鳥がたくさん川に居た。

調べてみるとサギ?なのかな

綺麗だなと思った。

写真に撮りたいと思ったけど車は急には止まれない。

その瞬間からなぜか急に頭がクラクラしてきて、これ以上運転するとやばいと思って午前中で早退した。

 

誰も居ない家に帰って眠った。

変な夢を見たけど覚えていない。

悲しい夢だった気がする。

 

起きたら夕方だった。

眠ったら少しはマシになった。

ブレイキングバッドを見よう。

なんとなくブレイキングバッドを最近また見始めている。

ベターコールソウルを見た後のブレイキングバッドもまた全然違う面白さがあるなあと思った。そういえばブレイキングバッドが映画化されるみたいで超楽しみだ。

見るまでは死ねない。

ブレイキングバッドを見た方はわかると思うけどフライドチキンが食べたくなる。

お腹が空いてたのでケンタッキーに行った。

ツイスターとチキン二本とコールスローのMを買って帰った。

そういえば今日はバレンタインか。

コンビニに寄ってアポロチョコを買った。アポロは昔から大好きなのだ。

アポロチョコのギザギザを歯で切り取るのが昔はよくやっていたな。

 

ツイスターとチキンとコールスローとアポロを

むしゃむしゃしてると少し元気になった。

血圧も少し下がったみたいだ。

 

明日はもう少し元気になったらいいな。

おやすみなさい。

 

海を見に行った

今日は洗濯しなきゃとコインランドリーに行った。

うちにはなぜだか洗濯機がない。

どこかに落としたみたいだ。

そのコインランドリーは最新型の全自動ドラム型洗濯機が備えてある。

60分

ぐるぐる回ってる〜

 

ぐるぐるぐるぐる

 

コインランドリーという歌を思い出した。

 

コインランドリー 洗濯する
一週間分 汚れを落とす
小銭と3、40分
雑誌を読んで CDを聴く
わかったことが一つだけある
バカは不幸が好きなんだ
想像力 それは愛だ 歴史の果てまで
漂白剤ぶちまけるぜ 世界の果てまで
コインランドリー乾燥もする
シャツが回る パンツも回る
ずっと見てると目が回る…

 

 

ずっとは見ていられないので

 

本当なんとなく海を見に行った。

車でそこから10分くらいだ。

村上春樹の小説の主人公みたいな気持ちだったのだろう。

黄昏たかった。

 

ブーン

 

海に着いた。

 

海は広いな大きな

 

癒される

 

海に謝った。

 

ごめんなさい。許して下さい。

 

海は何も言わない。

緩やかな波の音が聞こえる。

 

海は優しいな。

 

5年後7

おもしろTシャツ授業の日

 

教室に入るとみんなガヤガヤしていた。

既におもしろTシャツを着てる人が何人かいる。

大半の人はカバンの中にまだおもしろTシャツをしまっていた。

自分も「リュックサック背負ってるみたいなTシャツ」をカバンにしまってた。

 

既に着てる人はみんなからなんか楽しくいじられている。

 

楽しそうだ。良い雰囲気。

もっとピリピリした空間をイメージしていた。

NSCの時みたいな

「おれの方がおもろいんじゃオラ!」

みたいな殺伐とした状況だと。

こういう空間良いなあと思った。

みんなが一人一人自分が面白いと思ったTシャツを着ているという事は

なによりも大きな自分の一票がそれぞれのシャツに詰まっている。

つまらないTシャツは一つもない。

 

授業が始まりみんなTシャツを出し始めた。

色々なTシャツがそこにはあった。

新聞の切り抜きが貼ってあるTシャツ

するめいかが貼り付けてあるTシャツ

青のりと鰹節が貼り付けられてるお好み焼きTシャツ

 

みんな変な事考えるなあと思った。

とんでもない事にその時まで自分はまともだと思っていた。

しかし、悔しいけれど変な奴だと思う。

みんな変、

みん変

み変

 

先生が「おもしろTシャツ大会を開催する」と叫んだ。

あっ!こいつ一番変だろと思った。

 

小さい頃、大人の人達はみんな真面目に一生懸命働いて真面目だと思っていた。

しかし、ここに居る人達は自分も含めてなにもかもがおかしいし変だ。

何やってんだ俺はと思うと笑けてきた。

必死に笑いをこらえていると先生が

 

「まず"予選"として近くの人同士で一番面白いと思うTシャツを決めろ」

 

頭の中で今の言葉を繰り返した。

 

まずよせんとしてちかくのひとどうしでいちばんおもしろいとおもうてぃーしゃつをきめろ

 

そんな言葉今まで聞いたことないし!

と思うとますます笑いが込み上げてきた。

 

結果として、自分のシャツはその"予選"を勝ち抜けずに予選落ちした。

正直、めちゃくちゃ悔しかった。

 

で、各予選を勝ち抜いた"代表"が前に立ってみんなの投票により

一番面白いTシャツが決まった。

 

みんな拍手👏

 

楽しい中での競争で優勝

 

最初は、なんだこの空間?と思って

笑っていたがいざ中に入って真剣勝負をすると本気で悔しがっていた自分がそこにはいた。

そしてだからこそ優勝者を心の底から称え称えようという気持ちになれたのかもしれない。

自分も優勝したかったから。

 

授業終わりに、飲み会に参加した。

先生の近くは"初日の失敗"もあって避ける事にした。

 

みんなと話してみようと思ったのもあるかもしれない。

自分が面白いと思った彼らととにかく喋りたかった。

 

深夜の帰り道、ベロンベロンになりながら西成まで歩いた。

 

深夜といえば深夜バスで福島に行った事があった。

ぷくが出ていった日

一番驚いたのは部屋がめちゃくちゃ広くなったなと思った事だった。

 

ぷくとはまだ別れた訳ではなかった。

遠距離恋愛に戻っただけだ。

"実際には戻ってない"というのはその時わからなかった。

 

思い出の中で自分は難波OCATに向かった。

はじめてぷくを迎えに来た場所だ。

懐かしい不思議な気分。

今度は自分がバスに乗ってぷくに会いに行く。

待ってろよ。

 

続く

 

 

 

5年後6

しょっぱなから躓いたなあと落ち込んだ。

 

初日から"先生"に激怒されて評価は最悪だろう。

眠れなくなった。

早く寝ないと明日はバイトだ。

 

既に、牛丼屋はやめて天王寺の輸入物を専門に扱うスーパーでバイトをしていた。

牛丼屋をやめた理由は

280円セールというのが当時あり、

クソ忙しい中、深夜二人きりで一週間回す事になり、(Nはその少し前に要領良くやめていた)めちゃくちゃ頭フル回転させて効率良くやっても客が次から次へと雪崩のようにやってきて、心身共にフル稼働して燃え尽きたからだ。

 

もういいや牛丼屋はとなった。

 

天王寺のスーパーは正直楽だった。

女の子もたくさんいたし楽しくて楽園みたいな感じだ。

チーズなんかも少しは詳しくなった。

ただしばらく経つとそこでも、色々いざこざがあるのだが…

まあそれはまたの機会に話そう。

 

とりあえず眠れない。

 

眠れない時は色々考えてしまう。

公園にでも行ってタバコでも吸おうかな。

 

そういえばぷくと夜の公園に行ったなあと思い出した。

一緒に住んでた頃、ぷくが寂しいから何か飼いたいと言った。

「こんな狭い部屋で何飼うの?」

ぷく「たしかにそうだね〜うーんハムスターとか?」

 

ハムスターを飼う事になった。

白いからシロ

シロは可愛かった。

ぷくによく懐いていた。

 

けれど飼い始めて二ヵ月くらい経った

夜、シロは動かなくなった。

 

こんなにすぐ死ぬのかと思った。

悲しかった。

 

ぷくは「公園に埋めに行こう」

と言った。

 

小さいスコップを持って二人で夜の公園まで歩いた。

うちから5分くらいだ。

公園にはでかい木があった。

その根元にシロを埋めた。

合掌。

 

公園にブランコがあった。

 

なんとなく二人でブランコに座った。

 

そこでなんとなく色々話した。

くだらない話や、お互いのバイトの話

笑い話や、友達の話

ぷくと長い話をしたのは久しぶりだった。

 

息が詰まるような狭い部屋で

お互いにあまり喋らなくなっていた。

話しても、「あー」とか「うん」とかで

喧嘩も頻繁に起こっていた。

喧嘩するとよくこの公園に来てブランコに揺られながらタバコを吸っていた。

 

ぷくの笑い声を久しぶりに聞いた気がする。俺も笑った。

まるで、電話で話してた時みたいに。

 

話の終わりにぷくが真顔になり言った。

「あのね、一度帰ろうと思うの」

 

 

 

そんな事を思い出しているといつのまにか俺は寝てしまっていた。

 

次の日バイトが終わると

放送作家学校の「課題」に取り掛かった。

先生が毎授業終わりに宿題を出すのだ。

今回の課題は

「面白いTシャツを着てくる」

だった。大喜利みたいだな。

うーむ何にしようか?

 

考えた。

白いTシャツにクロムハーツと小さく書くのはどうだろう?

うーん難しい…

あっ!と閃いた。

 

「リュックサック背負ってるみたいなTシャツ」にしよう!

リュックサック背負ってる時

前から見るとベルトがTシャツの脇に見える。

ベルトに見えるようにTシャツに黒いガムテープを脇二箇所に貼り付けた。

 

これで良し!

 

ウケたらいいなあ

 

続く

 

川下の石

川下の石は丸い

 

丸い石だらけだ。

川上から流れていく過程で摩擦があり

削られていったのだろう。

 

丸い石同士が話し合う

「お互い丸くなったよね〜」

みんなニコニコしている。

居心地が良い。楽だ。

一緒というのは。

 

一緒、一緒、一緒?

 

一緒がなぜ良いのかというと

お互いに傷つけなくなってるからだ。

差別のない世界

 

しかし、何かを失った気がする。

 

最初の石はそれぞれ違った形をしていたはずだ。

それが、川の流れによる時間経過と共に同じような形になった。

 

その過程で悪い部分が削られるというのは良い事だと思う。

しかし、本当は悪い部分じゃないのに削られてる部分もあるんじゃないの?

本当はめちゃくちゃ良い部分なのに周りの圧力によって削られてる部分があるかもしれない。

確かめたい。

 

確かめたい丸い石は言う。

「もう一回遡ろうと思う」

周りが止める

「えー???一緒に楽しくやろうよ」

「俺らを見捨てる気か?」

「勝手にやってろ馬鹿」

「そんな人だと思わなかった」

「ユーア クレイジー

 

彼は言う

「わかったんじゃない思い出したんだ」

 

 

川を遡る

シャケが川を遡るのはどれだけの労力が必要なのだろう。

けれど行かなきゃ

 

続く

悪夢

とぐろ巻いた建物に集められた。

黄金色のマンションだ。

各地域予選を勝ち抜いた選手3000人がそれぞれ便器しかない部屋に入る。

俺は選ばれたのだ。

 

うんこレースは21時スタート

各便器からGPSを付けた便が下水道を通り、一番早く下水処理場に着いたら勝ちというシンプルなルールだ。

優勝者は8億。

 

 

時刻は20時48分

 

俺は焦っていた。

"出る気配"がまるでないのだ。

 

20時53分、時が迫っている。

 

「やばい…思い切って下剤を使うか…」

あらかじめ用意していた、

"切り札"と書かれた巾着の中からミサイル型の超効きそうな下剤「ブリリアントブリーン」を取り出した。

 

「しかし…ドーピングかこれ?」

 

迷いながらも「出ないよりもマシだろ」と思い、えい!と飲み込んだ。

 

飲んだ瞬間すぐに便意が超速でやってきた。

ブリブリブリリアントブリ!!!

と鳴る放屁を吹かしながら急いで便器に駆け込んだ。

 

うんこレースで敵を出し抜くには

"硬さ"と"小ささ"が重要だ。

 

硬さと小ささが例えばBB弾みたいなサイズだとめちゃくちゃ早い。

 

予選はそのBB弾サイズで勝ち抜いてきた。

「近畿のガス銃」と異名を持ち恐れられていたのだ。

 

「BB弾でろBB弾でろ」

と天井を見ながら願った。

 

その瞬間、ブリブリブリブリリちょっと!ブリリリリリ止まらない!!!

おいおいおい!止まれよ!ブリリリリリリドバーーーーン!!!

 

最後、波動砲みたいな音がして

 

便器いっぱいの大きさの柔らかそうな大便が出た。

 

だめだ。これじゃ勝てない…

 

20時59分

 

やむを得ない不戦敗よりマシだ…その柔らかくてでかい便にGPSチップを押し込んだ。

 

21時00 うんこレーススタート!!!

 

いっけえええええええええ

俺は思い切り"大"の流すを押した。

 

水流グルグルグルグルグルグル

 

いっけえええええええ

 

詰まってる!!!足で蹴りまくって押し込んだ。

 

なんとか流れてくれた…

あとは見守るのみ

 

部屋にあるテレビをつけた。

アナウンサーが絶叫してうんこレースの開催を知らせていた。

各部屋から名前が書かれてたうんこがリアルタイムで画面に表示されている。

「さあ!誰のうんこが8億を取るのか!!!!!!」

 

オレはテレビの前で拳を振り上げて自分の糞を応援した!!!

 

なんとデカイながらも自分の糞は2586個のうんこの先頭に立っていた。

(414個のうんこは棄権らしい)

 

先行して逃げ切れ!!!

 

下水道の映像がテレビに流れている。

 

オレの糞が先頭集団にいた。

 

オリンピックのマラソンを見ると大体、先頭集団しか映していない。

 

すごく誇らしい気分になった。

 

しかし、オレの糞が横に逸れだしている!

 

実況「あーっと一位だった柔らかくてデカイ糞が逸れているぅー!!!!」

 

誰がデカ糞だ馬鹿野郎!

 

その内、逸れて下水道の横にオレの糞はへばりついた。

 

終わった…8億ゲットならず…

 

次々に色々な型をした糞が俺の糞を抜いていく光景をボーゼンと見ていると

 

実況が「あーっと、肉食系清純派女優の深ノンこと深林琴乃のデカイ巻き糞も逸れているーっっ!!!」

 

えっ!!!大好きな深ノンも参加していたのか!!!

 

テレビカメラが深ノンのデカイうんこを

アップで追っていくと

 

俺のへばりついたうんこの方に寄ってきてるではないか!!!

 

うおおおお!!!

俺は静かに超勃起していた。

 

映像でしばらく見ていると

深ノンのデカイ糞が俺の糞を"優しく包み込む"ように巻いて

 

一つになった。

 

オレはこの瞬間、頭が気持ちよくなりすぎて訳がわからなくなった。

ウビャサラマかはワピー♪♪みたいな事を呟きながら下腹部にとめどなく押し寄せる快感に身を委ねていた。

 

その瞬間、

 

黒々とした丸くてデカイ糞が、

超光速で深ノンとオレの"結晶"を蹂躙して粉々に粉砕しながら音速のスピードで突き進んでいった。

 

実況「あーっと元ヘビー級世界チャンピオンのマイケルダイソンの糞が猛烈なスピードで後方からきたーー」

 

結果、マイケルダイソンの糞が優勝をして幕を閉じた。

 

その瞬間、オレの身体は

宙に浮いた。

 

どこかで見た事がある。

ドラゴンボールフリーザクリリンを殺す前にするやつだ!!!

 

アルフレッド・ヒッチコックっー!!!」

 

爆発した瞬間

とんでもない金縛りにあい目覚めた。

 

 

 

5年後 5

放送作家学校に行く日がきた。

ここにはベテラン放送作家の先生が講師を務めているという。

どんな先生なんだろう。

少しは知っていた。

全国ネットの番組なんかでよくエンドロールで名前を見た事があったからだ。

 

ぷくが働いていたスーパーの近くの駅から電車に乗り15分くらいすると最寄り駅に着いた。

そこから歩いて5分くらいだ。

 

とあるビルに入り、エレベーターで5階に上がると緊張してきた。

 NSCの面接を少し思い出していた。

5階に着くと少し影のある男の人が名簿を見ながら、

「ああヒラ3さんね。どうぞ」

と淡々と言い、手で促され

教室みたいなとこに入った。

 

既にみんな座っていた。

 

第1感、思った事は「若い人が多いなあ」だ。

20歳前後の若い人達が座ってる。

 

自分は歳を取ったんだなあ。

 

椅子に座ると、程なくして先生が入ってきた。

背は低いがスキンヘッドで威厳がある。

和服みたいなのを着てた。

 

「えーみなさん、ようこそここへ。何で知ってここへ集まったのかはわかりませんが、まず一つお笑い放送作家として伝えたいのは

この世に"笑っていけないモノはない"という事です。」

 

そんな感じの事を言ってたと思う。

笑ってはいけないモノ?

偉人や賢人、お年寄り、障害者の方を頭に浮かべた。

 

うーん。

 

笑いにはそこまでのパワーが秘められてるという事なのか?

しかし、笑いに変えてその人が傷ついたらどうする?

 

自分ではよくわからないし

今考えてもわからない。

 

そもそも、傷ってなんだろう。

笑いによって受ける傷

 

例えば自分の頭にでっかいキノコが生えていたとする。それは抜けないし、切っても再生してくる。

周りの人には生えてない。

自分だけが生えてる。

"自分だけが人と違う"

それはコンプレックスになるだろう。

小学生なら

「キノコ野郎www」と

いじめられるのは確実だ。

 

傷つくと思う。

でも、その傷ってなんだろう。

 

他人と自分はそもそも"違う"

「同じがよかった」という気持ちは、そもそも間違いで、キノコがもし生えてなかったとしても自分と他人は違うのだろう。

 

違って当たり前で自分と他人Aと他人Bと他人Cもそれぞれ違う。

 

つまり同じだと思ったなら「傷つく」し

違って当たり前だと思ったなら「傷つかない」のかもしれない…

 

そんな事を考えながら

 

最初の授業はベテラン作家の話と

自己紹介で終わった。

自己紹介のやり方も一風変わっていて、

「隣の席に座った人とペアになって二人で前に立ってお互いに質問の投げ掛け合いをしながら自己紹介していく」

という面白いものだった。

 

授業終わりに先生は

「よし、飲みにいくぞ」

と言った。

どうやらお酒が大好きな先生らしい。

 

みんなでゾロゾロと飲みに行った。

 

先生のテーブルに座ったら音楽の話になった。音楽が好きらしい。

「好きなミュージシャン」を言っていく流れになった。

スピッツ」と答えると先生はへえ〜〜みたいな顔をした。

何のへえ〜〜だろう。

 

その後、全員ベロンベロンになるまで飲み、先生だけが「次の店いくぞ」と

ミナミの街を闊歩していく。

 

脱落者続出で

ハンターハンターの一次試験みたいな感じなんだろうなこれは、と勝手に思い込んでなんとかついていこうとしたら

男2女2先生オレの6人に減っていた。

 

この時に帰っておけば良かったな、、

と後から今でも後悔するような出来事が

起こる。

 

とある、バーに着いた。

先生は目が座っている。

女性が来てくれるのは非常に喜ばしい事だと言った。

男性陣に向かって

「おまえら、どっちの女の子がタイプや?」と聞いてきた。

 

男二人が先に答えていった。

自分の番がきた。

そこで、自分は「どちらの方もかわいいです」と言った。

 

先生の顔色が変わった。

 

先生「おまえ失礼やろ!何様や!」

 

意味がわからないけどとりあえず「すみません」と謝った。

先生の怒りは収まらず

「どういうつもりや?」と聞かれた。

「いや、本当にどちらの方もタイプなんで選べないです」

「考えられへん!失礼すぎる!」

 

そもそも最初に女性に対して失礼な質問をしてるのあんたやろと思いながら、すみませんを連呼していた。

あと、自分自身も嘘をついていたからだ。

好みのタイプは「Kさん」だ。

 

その後、30分くらい説教された。

 

家に帰るなり、

「初日から最悪だ〜〜〜〜」

と思いながらとりあえず飲み過ぎて気持ち悪いので吐いて寝た。

 

次の日、結石の病院に行き痛み止めの薬をもらった。

帰りにぷくから電話があった。

 

ぷく「結石?大丈夫なの?早くよくなったらいいね〜」

 

優しい

 

ぷく「そういえばさ、友達に誘われてコンパ行ったんだよね〜」

 

オレ「(コンパ???聞いてないぞと思いながら)へえ〜〜」

 

ぷく「そこに変な人が居てわたしの事、気に入ったみたいで言い寄ってくるんだけどねwどう思う?」

 

オレ「(誰だよそいつ殺すぞ)良いんじゃない?」

 

ぷく「ははは、まあいいや〜またね〜」

 

また、嘘をついた。

オレは嘘つきだったのだ。

 

続く