2018-01-01から1年間の記事一覧

ソフトせんべい

今、無性にぱりんこを食べたい。その気持ちを誰かに伝えたくて文を書いている。 許して欲しいこの気持ちを。 ぱりんこ知らない人に一応説明すると、 「ソフトせんべい」と言われるジャンルに所属してる塩が効いた米菓子だ。 煎餅も好きだけど煎餅は少し「ガ…

5年後 4

放送作家学校に入るための履歴書を書いた。 相変わらず汚い字だな… 丁寧に書いたつもりなのだが… 封筒に入れ郵送した。 約1週間後くらいに合格通知がきた。 よし、とりあえず行く先が決まった。 しかし、石が疼く…早く出てくれないかな… 痛みが激しくなると…

5年後3

放送作家学校に行こうと思った。 自分はやっぱりお笑いが好きだし、何より自分が一番笑いたい。 そんな事を思い出していた。 その学校は履歴書を書いて送るだけで、 合否が決まるというもので、久しぶりにワクワクしながら天下茶屋駅、構内にあるCDショップ…

5年後 2

5年。 多分、それは忘れたい過去ではなくむしろ幸せな日々だったのだろう。 楽しい時はいつも詳細を思い出す事が出来ない。 反対に嫌な事はよく覚えている。 ただ、なんとなく生きてきてたけど、それはそれで幸せだったのだろう。 放送作家学校の情報を受け…

5年後

まだまだ寒い三月のある日。 朝、背中の激痛で目が覚めた。 何この痛み??? 体験した事のない痛みが激しく波打つように襲いかかってきた。 痛い痛い痛い… 体勢をどれだけ変えても痛い。 西成のマンションで一人、情けなく泣いていた。涙が勝手に溢れてくる…

西成14 完結編

ぷくとの生活。 ぷくは遠路遥々と大阪に来たため、 誰も知り合いが居ない状況だ。 自分とNだけ。 けれど寂しそうな顔を見た事がない。 よく笑い、よくはしゃぐ人だった。 そして、ぷくは本が好きな人で 近くの図書館によく二人で行った。 「群ようこ」の本を…

楽しい パチンコ カラオケ 西成13

一緒に住む? え?無理やろ!と思った。 いや、でもそれも悪くないかも…住みたくなってきた。え?一緒に住むのか? いや、二人は狭いよ!この部屋! いや、でもでも… 完全に混乱していた。 他人と一緒に住むってどんな感じなんだろう? 全くわからない。 NSC…

色彩のある街 OCAT 西成12

バイトにも慣れてきた。 声も大きく出せるようになってきた。 それは多分バイトが楽しかったからだと思う。 チェーン店の安心ポイントは何より、 マニュアルが完備されてるところだ。 それに従ってさえいれば自分みたいな馬鹿でも大きく道を外す事はない。 …

手紙 NSC Sの家 西成11

数日後、ぷくから手紙が届いた。 まずビックリしたのが字の綺麗さ。 そして内容も素晴らしかった。 手紙待ってるね。と書かれていた。 プリクラも入っていて ぷく!という感じだった。 ヤバイ。女の子に手紙なんか書いた事ない。 ぷく「手紙届いた?」 「う…

ダンス 牛丼屋 江坂 西成10

ぷくとの電話を繰り返してる内に 標準語か福島弁かはわからないが言葉が伝染ってきた。 「だよねー?って言った今?笑」 「言って・・・ないよ、いや、ないやん」 「誤魔化そうとしなくていいよ 笑」 影響受けやすいな自分は、とその時、気がついた。 多分、…

I君 バイト開始 Oさん 西成9

N 「そういえばさーヒラ3君、最近NSC来てないよな?なんでなん?」 「うん、、ネタが思いつかんのよ」 ネタが浮かばないし、女の子との電話に夢中になって毎月68000円くらい使ってると"正確"には言えなかった。 N 「そっかーそういえばこの前、I君めっちゃ面…

楽しい楽しくない

デート終えたカップルの帰り道 A「楽しかったな〜イルミネーションめちゃくちゃ綺麗だったよな最高」 B「ああ…そうだね…」 A「ん?あれ楽しくなかった?笑ってたじゃん」 B「え…いや楽しかったよ」 A「なんか暗いじゃん。ははーん。そっか俺としばらく会えな…

電話 金欠 Nに頼る 西成8

ぷくが電話番号を書いていた。 躊躇しながらもとりあえず掛けてみた。 もしもし と言うと 「もしもし〜」 女性の声だった。ハスキーボイスだ。 「何やったん?」と聞くと 「関西の人なの?」 「今大阪」 ぷくは標準語だった。少し訛っている。 「そうなんだ…

そしてパケ死へ…西成7

その日を境にあまり養成所には行かなくなった。 たまにネタを見に行く度にクラスの人数が減っていた。 NSCで残るのは一握りの人間だけで大半は辞める。その大半の人になりつつあった。 Sと久しぶりに話す。 あれ?Yが居ない S「ああ、あいつ、高知帰ったわ。…

N ケンタッキー SとY 西成6

N「あれ?裸のネタの人やんな?凄い偶然やな。今から行くん?一緒に行こや」 覚えててくれてた。 Nはシュッとした岡山出身の男前だ。 「N君シュッとしてるな」と言うと 「シュッとしてんねん」 シュッとしてるのは自分でも分かっててシュッとしてると言われ…

カレー

カレーが好きだ。 カレーは美味しい。 2日目のカレーも美味しい しかし3日目のカレーから異変が起きる…「これは食べるけど…もう当分カレーはいらない」 そして、また日々が経ち 鯖の塩焼き定食とか食べてる時に 「あれ?そういえば、"あいつ"何してるんだろ…

NSC初の手見せ そして新たな出会い 西成5

Sはちょいと濃いめで背が高い山田孝之に似てる。男前だ。 Sは色々と遊びを教えてくれた。 健全なものからいかがわしいものまで幅広く、前に書いたテレクラ記事の"友人"はSの事だ。 http://hauto3.hatenablog.com/entry/2017/10/27/012734 参照 徳島から出て…

ピン 西成4

YとSを見送った後、 気分がスッキリしていた。 自分の役目を終え"無事"解散できたからだと思う。一仕事したみたいな感じになっていたのだろう。 電車に乗り帰ってる途中、また一人かと思うと少し寂しさを感じた。 二人は今ごろどんな会話をしているだろう。 …

ワンナイトコンビ解散〜新たな出会い。西成3

何もしてないのに解散か… 今考えると「へこみパン」なり、「バファリンの半分は優しさ」なり"一度"はネタ合わせをして"手見せ"に向かえば良かったんだと思う。 すると「だから言っただろ」とか「やっぱアレはウケないな」とか何かしら改善したりする余地、収…

西成2

http://hauto3.hatenablog.com/entry/2018/11/26/025556 の続き "相方"になったYと別れた後、とぼとぼと歩いて帰った。 Yの家は通天閣の近くだった。 そこから西成まで歩いた。 夕陽が眩しかった。 即席とは言え人生で初めてコンビを組めた。俺みたいな奴が…

NSC入学後、西成1

http://hauto3.hatenablog.com/entry/2018/11/18/025818 ↑NSC面接時の記事の続き NSCに入り大阪の西成に住みはじめた。 田舎者の自分は"西成"がどういう場所か全くわからなかった。とりあえず安い所で決めたのだ。 地下鉄の駅側のビルの5階。1階はお好み焼き…

眠り教に入信した

生まれてはじめて宗教に入った。 その名は「眠り教」 教義は「眠るためによりよく生きる」 これだけだ。 眠りは一日の内8時間 人生の3分の1めちゃくちゃ大幅な時間を必要とするもの もし75歳まで生きるとしたら25年は寝る計算になる。 他に好きな趣味があっ…

いつもここから

「いつもここからって良いコンビ名だよな」 「お前それは失礼だろ」 「は?」 「それだと"コンビ名"は良いけど"コンビ自体"は良くないみたいに聞こえるぞ」 「いや"コンビ名"を良いと言っただけで"コンビ自体"には良いも悪いも言っていない。お前、悪意ある…

NSC(吉本総合芸能学院)面接の思い出

20歳。 とある白いビルの前に立った。 この期に及んでもまだ「やめようかな」 と思っていた。 地元の工場で缶詰状態になってかき集めた引越し費用と入学費用。 勝手に大学をやめて親に怒られ悲しまれた。 そういう物を背負って覚悟を決めたはずなのに、まだ…

将棋道場のある町3

http://hauto3.hatenablog.com/entry/2018/11/15/235048 の続き 大人しそうな少年とテーブルを向かいあわせて座った。 しかし、この席狭いな… 後ろを振り返ると"先生"と呼ばれてる年配の男性が座っている。 小学生2人でちょうどいい椅子間隔に大人の男2人が…

小学生と将棋対決!将棋道場に行った日2

前回の記事 http://hauto3.hatenablog.com/entry/2018/11/14/230145 の続き いよいよ丸坊主の小学生と対決する事になった。 おじいさんが「そこに座って〜」 と指さしたパイプイスに座った。 狭い!後ろのパイプイスとカチカチ当たってる。 なんとか無理矢理…

将棋道場に行った日

今日は休みだったので電車に乗って将棋道場のある町まで出掛けた。 自分の住んでる町には道場が一軒もないのだ。 この町に越してきた時に検索したら一軒だけ引っかかり 喜び勇んで行くと将棋道場なんかどこにもなく、廃墟だけがそこに立っていた。 ガッカリ…

痴女に遭遇した思い出

高校時代の記憶がまるでない。 自分だけではなく多分、同級生達も自分の事は覚えていないだろう。 虚ろな目で暗く沈んだ顔をしていたと思う。(今もだが) じゃあ、何をしてたのかというとゲームだ。ゲーム大好きだった。 ひたすらゲーム、PSやサターンを夢…

「夫のちんぽが入らない」こだまさんの本を再読しました。

なぜだかわからないけれど無性に「夫のちんぽが入らない」をもう一度読みたくなった。 はじめに読んだのはたしか去年だ。 自分の新しいチャレンジ(かなりしょぼいが)として"電子書籍"を使って本を読みたいと思って探してた所を「ちんぽ???ち○ぽじゃなく…

繰り返してる事

新しい何かが世の中で現れた時に皆さんはどう対応されてるだろうか? 疑問が沸いた。 例えば自分の場合には「ガラケー」と呼ばれる一昔前の携帯電話を使ってた時に、友人が「スマホ」と呼ばれる携帯電話を使っていて、 それを見た時に「要らんやろそんなん」…