楽しい楽しくない

デート終えたカップルの帰り道

 

A「楽しかったな〜イルミネーションめちゃくちゃ綺麗だったよな最高」

 

B「ああ…そうだね…」

 

A「ん?あれ楽しくなかった?笑ってたじゃん」

 

B「え…いや楽しかったよ」

 

A「なんか暗いじゃん。ははーん。そっか俺としばらく会えなくなると思って寂しくなったのか〜〜笑」

 

B「いや、そんなんじゃなくて」

 

A「"そんなん"?」

 

B「A君さ〜めちゃくちゃ楽しそうだったよね今日。点数でいうといくつ?」

 

A「点数?そら100でしょ!」

 

B「は〜やっぱり…私75くらいだったの…楽しさ点数」

 

A「まあまあ高いじゃんマイナスじゃないなら良いじゃん楽しかったんなら」

 

B「でも、A君より25点楽しくなかったとも言えるよね?私も100が良かったの。でも無理だった…」

 

A「なんで?」

 

B「あなたが先に100に到達したからよ。あまりに横でニコニコはしゃいで嬉しそうで…途中からなんだこいつ私より楽しそうにしやがってと思った正直」

 

A「は?おまえも100になったら良いじゃん二人で100なら最高じゃん」

 

B「いや、それは理想だけどありえないの。私が100になったら多分A君は75くらいになるわ。なると思う!だから良いの私は75で。」

 

A「なんだよ。面倒くさいな〜何か楽しくなくなってきたわ…」

 

B「(嬉しそうに)え!点数いくつ?」

 

A「何急に目輝かせてんだよ…75くらいになったわ…おまえが面倒くさい事言うからだぞ…」

 

B「やったー楽しくなってきた〜バイバーイ♪」

 

A「………」