5年後9

ご家族に挨拶をして

"大阪名物"たこ焼き饅頭を「こ、これ良かったらどうぞ…」と差し出した。

お母さんから

「あら、ありがとうね〜バスで来たの?大変だったね〜」

と有り難い言葉をもらった。

 

ぷく「パパはねーシャイでね〜ママはしっかり者で妹は〜よくわからないけどよく話すよ〜それで〜弟は可愛いんだよ!」

 

その言葉の通りの方々だった。

 

二階のぷくの部屋に入ろうとすると

お父さんが違うドアから出てきて

バッタリ会ったのだ。

「あ、あ、ヒラ3と申します!えーっとあの〜ぷくさんと仲良くさせて頂いててーー」

父「あ、あ、あー聞いてるよー!どもどもー」

シャイな者同士の"平成吃り合戦"が繰り広げられた。

 

ぷくとどこかに出かける事になった。

ぷくの運転する車は安心できた。

途中、疲れたから運転代わってよwと言われ渋々運転したが道も知らないし

運転は下手クソだ。

横でずっと笑ってるぷく

ぷく「運転もダメなんだね〜〜wwww私がするから代わって」

こいつ図りやがったな。

 

行った場所で覚えてるのは

ハワイアンという謎のリゾート施設だ。

そこではファイヤーダンスと呼ばれてるハワイアンダンスを女の子達が披露していた。その踊りは素晴らしく洗練されている。

しかし中は暑い。ハワイの気候を体感できるようにしているのだろう。

 

その温暖差の影響かはわからないが帰った時に

ぷくの家でなぜか熱を出した。

ぷくは自分のベッドに寝かせてくれた。

 

結局、福島の思い出はハワイアンと2日くらいずっとうなされて寝ていた事だ。

最初、熱心に看病してくれてたぷくも

「まだ治らないの???w」

と最後、笑いながら皮肉を言われた。

 

 

放送作家学校では何人かの仲間ができた。その中に凄く心を惹かれる人が居た。年上の女性だ。

笑顔が良き。優しい雰囲気だ。

 

話を聞くと東京で番組制作のプロデューサーをしてた経歴があると言う。

凄い方だ!

 

「なんで大阪に帰ってきたんですか?」

と聞くと

「疲れたから」

と彼女は言った。

 

続く