記憶が飛んでいる。
ぷくは結婚をした。
飲み会の時に妙にしつこい人が居るという話を自分は半笑いで「相手してあげなよ〜〜」と言っていた。
余裕だった。
"ぷくは自分の元を離れないだろう"という慢心。
ぷくは「えーー!じゃあ、まあ一回くらいデートしてみようかな…」
と言った。
「良いね〜〜ディズニーとか行ってきなよ〜〜w」
と笑いながら自分は言った。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
放送作家というのはコミュニケーション能力が95%を占めるだろうな。
と今では思える。
残りの5は才能だ。
放送作家学校に通ってる時は、全く真逆の割合だと思っていた。
それが知れただけでも金を払って良かったと思う。
人と人を繋ぐ仕事。
相手の話を聞き、やりたい事を具現化しつつ自分の個を少しだけ5%程度の色を入れる。
新たに好きになった人は(Yとする)
歳上だった。
7つも上。
アルペルガー症候群だった。
調べた。調べまくったら、色々な事が分かってきた。
インターネットがあって良かったと思った。わからなければ調べる事ができる。
あとはその対処法を自分なりに考えれば良いだけだ。
笑顔に惚れた。
彼女は常に笑顔だった。
「なんでいつも笑顔なの?」
と聞いた。
「ん〜〜小さい頃、お母さんがあんたはいつもムスッとしてるから"形だけでも"人に好かれる表情"にしてなさい。と言われたから続けてるだけ」
と言った。
続く