ぷくと夜の公園で話した事を思い出した。
「ねえショートケーキの苺先に食べる派?」
んー後かな、後に楽しみがあった方が、、
「えーわたしは先!絶対に!」
絶対なん?何で?
「無くなったらどうすんの?」
そんなすぐ無くならんやろ〜w
「無くならないかもしれないけど無くなるかもしれないよ!だからわたしは少しでも早くあなたに会いに来たの!」
家族とか仕事は?
「クリームとかスポンジケーキみたいなものだね」
ぷくは嵐のようにやってきて風のように去っていった。
今考えると19の女が福島から大阪に行くのに家族に何て説明したのだろうか
仕事ってそんなすぐ辞めれるの?
この時ぷくが言いたかった事が時を経て最近ようやくわかってきた気がする。
決めなくて失った物がたくさんあるからだ。
そしてぷくはそれを19の時に知ってたのだと思う。